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外国の医科大学卒業生が受験する医師国家試験予備試験とは?

医師を養成するために行われる国家試験としては大きく、医師国家試験と医師国家試験予備試験があります。

医師国家試験予備試験とは、外国の医科大学をすでに卒業した医学部生が日本国内で医師免許を取得するために受験する試験のことです。予備試験に合格後、1年以上の臨床経験および公衆衛生に関する実地研修を終え、さらに医師国家試験にパスすることで、日本国内で通用する医師免許が与えられます。

予備試験は2部構成によって行われ、例年、第1部は5月下旬、第2部は8月上旬あたりに行われます。第1部は筆記のみ、第2部は筆記と実地という構成になっており、いずれも内科や外科、公衆衛生学に至るまで、医療現場で働くために必要な幅広い知識が問われます。

日本の医学部生にとっても、医師国家試験予備試験は無縁ではありません。たとえば、東大の卒業生で外国の医科大学へ留学し帰国、というケースでは、医師になるためには予備試験を受けることが必須条件となります。